公務員のメルカリ出品は違法?フリマサイトのメリット3選

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よしと

こんな疑問を解決します!
入所してから人事評価で「優秀」を取り続けている技術系国家公務員一般職9年目のよしとが、公務員のフリマサイトの利用について解説します!
実績は以下のとおりです。
・メルカリで約100回の取引実績有(☆5)
・ジモティで約5回の取引実績有

結論、公務員もメルカリやジモティなどのフリマサイトを利用できます!

「公務員は副業が禁止されているからフリマサイトもダメ?」と思う方もいるかもしれませんが、ルールを守れば問題ありません。

この記事では、実際に公務員がメルカリを使った経験を踏まえて、フリマサイトを安全に利用する方法や注意点、メリットをご紹介します。

目次

公務員がメルカリを使うのは違法?副業に該当するかのポイント

結論:公務員がフリマサイトを利用することは基本的に副業に該当しません。

公務員がメルカリなどのフリマサイトで商品を出品して利益を得る行為が副業に該当するのか、または違法となるのかを心配する方も多いかと思います。

結論としては、公務員が個人的な理由でフリマサイトを利用し、家にある持ち物を整理すること自体は問題ありません。

ただし、規定に従い適切に利用することが大切です。

国家公務員及び地方公務員の副業規定

まず、公務員の副業に関する基本的な規定を確認しましょう。

国家公務員および地方公務員には、副業に関して厳格な規定があります。

国家公務員の副業規定

国家公務員の場合、「国家公務員法第103条および第104条」に基づき、副業が原則として禁止されています。

特に、第103条では「信用失墜行為の禁止」、第104条では「営利企業への従事禁止」が明記されています。

これにより、営利目的の副業だけでなく、営利団体の役員や株主となることも制限される場合があります。

ただし、一部の活動については例外的に許可される場合があります。

たとえば、執筆活動や講演活動など、公益性が認められる非営利活動については、所属機関の許可を得た上で認められることがあります。

次に地方公務員の副業規定について見ていきましょう。

地方公務員の場合も、地方公務員法に基づき、副業が厳しく制限されています。

地方公務員の副業規定

「地方公務員法第38条」において、営利企業への従事や公務員の信用を損なう行為が禁止されています。

ただし、国家公務員と同様に、一部の公益的な活動については許可が下りることがあります。

たとえば、地方自治体に関連する講演活動や地域振興に資する活動が該当します。

これらの活動は、地域社会への貢献として評価される一方で、必ず事前に許可を申請する必要があります。

以上より、フリマサイトの利用する際に気を付けるべきことは、以下のポイントです。

1.利益目的での副業は禁止

公務員は「営利目的の副業」を禁止されています。

例えば、フリマサイトを使って物品を大量に仕入れて販売する「せどり」や「転売」などは、利益目的の活動に該当します。

2.個人的な整理整頓は問題なし

一方で、自分が使わなくなったものをフリマサイトに出品する場合(たとえば、服や家電、書籍など)は、営利目的の活動とは言えません。

この場合、自己責任のもと、リサイクルや整理整頓として行うことが可能です。

「せどり」や「転売」とは、商品を安く仕入れて、高く売ることで利益を得る行為です。

例えば、安売りされている商品を買い占め、それをフリマサイトで転売することは副業に該当します。

公務員が営利目的で行う場合は、規定違反となる可能性があるため注意が必要です。

転売目的とした副業バレたらどうなる?

仮に転売目的とした副業がバレて、公務員が罰則を受けた事例がありますのでご紹介します。

事例①

税務署に勤務する20代の男性財務事務官が、育児休業中に自動車、携帯を転売し、約2億円を売り上げた。

国家公務法違反(兼業の禁止など)で停職1カ月の懲戒処分になった。

税務署職員が育休中に転売、売り上げ2億円 「楽しくてやめられず」 [福島県]:朝日新聞デジタル

事例②

三重県伊勢市役所に勤務する会計課係長級の男性職員(45)が、ネットオークションを繰り返し、9年で総額約1900万円の転売益を上げていた。

地方公務員法違反で減給10分の1(6カ月)の懲戒処分になった。

市職員、スニーカー転売で1900万円 減給「副業にあたるとは…」:朝日新聞デジタル

事例③

大津市役所に勤務する未来まちづくり部の男性主任(30)が、転売目的で市職員互助会を通じて水族館の割引チケットを購入して、妻がインターネット上で物品を売買するフリマアプリで少なくとも990枚転売した。

地方公務員法違反で停職3カ月の懲戒処分になった。

大津市職員が互助会チケット転売 差額でもうけ  – 産経ニュース

よしと

規則を破ったら懲戒免職のイメージがありましたが、減給・停職程度で意外と優しい印象でしたね。

これらの事例からも分かるように、公務員は副業に関して厳格な規制を受けており、転売目的の副業が発覚した場合、減給や停職などの懲戒処分が科されることがあるため、注意が必要です。

フリマサイト利用時の注意点3つ【公務員必見】

公務員がフリマサイトを利用する際に気をつけるべき3つの重要なポイントを紹介します。

これらを守ることで、安心してフリマサイトを活用でき、法的なリスクを避けることができます。

目的を明確にする

フリマサイトを利用する目的は非常に重要です。

もし「利益を得ること」を目的にしてしまうと、副業に該当する可能性があります。

公務員の副業規定に反しないよう、自分の持ち物や不用品を整理する目的で出品することを意識しましょう。

これによって、営利目的ではなく、あくまで個人的な不用品処分として扱うことができ、副業には該当しません。例えば、自分の使わなくなった洋服や本、家具などを整理して出品することは問題ありません。

また、気軽に出品できるのでメルカリ初心者はこのあたりから、始めることをおすすめします。しかし、大量に商品を仕入れて転売する場合は副業規定に抵触する可能性が高いため注意が必要です。

高額商品には要注意

高額商品の販売に関しても注意が必要です。

基本的に本や家具、衣服、家電などの日常的に使用するアイテムを販売する場合、その収益は「譲渡による所得」として課税されません。

しかし、貴金属、宝石、書画、骨とう品など、価値が高いものの譲渡による所得は課税対象になります。

特に、1個または1組の価額が30万円を超える商品を販売する場合、その譲渡所得は税務上、課税対象となります。

この場合、公務員も確定申告を行う必要があります。

確定申告を怠ると、「無申告加算税」が課せられる可能性があります。これは、本来納付すべき税額の15%〜20%が追加で徴収されるというもので、さらに「延滞税」が発生することもあります。

延滞税は納付期限を過ぎた日から利息のように自動的に加算されるため、税金の支払いを遅れずに行うことが重要です。

最近では、確定申告ソフトやオンラインで税理士に相談できるサービスが充実しており、初心者でも簡単に申告ができるようになっています。

税金が発生する場合は、早めに相談し、公務員も確定申告を行いましょう。

勤務時間中に利用しない

公務員は職務専念義務があるため、勤務時間中にフリマサイトを利用することは避けるべきです。

業務中に携帯電話を使ってフリマサイトを開いていると、周囲の同僚から疑念を持たれる可能性があります。業務時間中は、私的な利用を控え、仕事に集中することが大切です。

フリマサイトを利用する際は、勤務時間外や休憩時間など、自分の時間を利用して行うようにしましょう。

職務専念義務を守り、業務に支障が出ないように心がけることが求められます。

公務員がフリマサイトを使用することのメリット3選

フリマサイトを利用することで、公務員にも様々なメリットがあります。

家の整理整頓を進めるだけでなく、実際に利益を得る経験や、マーケティングスキルの向上にもつながります。

ここでは、公務員がフリマサイトを利用する際の主なメリットを3つご紹介します。

家の整理整頓が進む

フリマサイトを利用すると、家の整理整頓が効率よく進みます。意外にも、家の中には価値のある不用品が眠っていることが多いです。

使っていないものをそのまま放置しておくのはもったいないですよね。そのため、不要品があれば積極的に出品して、家の整理整頓を進めましょう。

整理整頓を進めることで、物理的にスペースができるだけでなく、精神的にもリソースを確保できます。

余計なものに気を取られることなく、自分の時間やエネルギーを趣味や自己研鑽に充てることができるようになります。

つまり、整理整頓は生活の質を高めるために重要なプロセスです。

また、家族がいる場合は、家族に許可を得て不要なものを出品するのも良い方法です。ただし、家族の中には「まだ使うかもしれない」と考えているものもあるかもしれません。

そのため、事前に話し合って、出品することに対して同意を得ることをおすすめします。

よしと

最近は家族からもメルカリ出品をお願いされ、お小遣い稼ぎをしています!

稼ぐ体験ができる

フリマサイトを活用することで、公務員としての仕事では経験しにくい「稼ぐ体験」をすることができます。

公務員は、通常、自分のスキルや業務に対して直接的な利益を得ることが少ないため、稼ぐスキルを体験すること自体が貴重な経験です。

例えば、不用品を出品して利益を得るという活動を通じて、自分の得意分野やスキルを見つけることができます。もし販売が得意であれば、そのスキルを生かして転職や副業にチャレンジすることも一つの選択肢です。

ただし、公務員は副業が制限されている場合が多いため、規則を守りつつ、仕事に支障をきたさない範囲で行動しましょう。

私の友人は、フリマサイトを利用して得た「稼ぐ経験」を通じて、自分の得意分野を発見しました。

その結果、友人の同僚から不要品をもらい、メルカリなどで出品し得た利益の数%を手数料としてもらうことで、win-winの関係を築いていました。

友人は今では会社を退職し、個人事業主として稼いでいます。

このように、フリマサイトは利益を得るだけでなく、自己成長にもつながる貴重な体験の場となります。

マーケティングスキルが磨ける

公務員にとっても、マーケティングスキルを磨くことは非常に重要です。

マーケティングスキルを活かせる場面は、職場内でも役立ちますし、転職や副業を考える際にも強みとなります。

フリマサイトを利用することで、どの商品が売れやすいか、市場の需要と供給を理解することができます。どのように商品を魅力的に見せるか、価格設定や出品文をどう書くかを学ぶことで、マーケティングの基礎を身につけることができます。

例えば、商品の写真を工夫したり、Canvaなどの無料ツールを使って見やすく加工したりすることで、購入者の目を引くことができます。

商品をより魅力的に見せるためのテクニックや、需要に合わせた販売戦略を考えることが、マーケティングスキル向上に繋がります。

こうしたスキルは、業務やキャリアアップにも活かせるため、フリマサイトでの出品はただの整理整頓にとどまらず、自己成長に繋がる活動となるでしょう。

まとめ:フリマサイトを使ってスキルを磨こう!

公務員でも、フリマサイトを活用してマーケティングスキルを磨くことができます。

フリマサイトは、不用品の整理整頓だけでなく、売れる商品を見極めたり、商品の魅力を伝える方法を学んだりする良い機会です。転売目的やせどり目的での利用は副業に該当する可能性がありますが、個人の不要品を出品する場合は副業に該当しません。

そのため、気軽にフリマサイトを活用して、整理整頓を進めたり、稼ぐ体験を積極的にすることができます。

自分のスキルを磨くことは、公務員としてのキャリアにも役立ちます。フリマサイトで学べるマーケティングスキルは、他の業務にも応用可能です。

興味があれば、ぜひフリマサイトを活用して、新たな経験を積んでみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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